回避性人格障害

回避性人格障害 02

その頃、毎日が暗く、体は重く、心は沈んでいた

41年も生きると、肌の張りは衰えていく一方だし
体のあちこちには、ガタがきはじめる
今後、私の肉体が若返ることはない。老いていく一方なのです
体のどこかの痛みとつきあって生きていく、これからの人生を考えると、恐怖だった

若くして成功した芸能人やアーティストや作家が、30代後半から40代前半にかけての年齢で、突然自殺した例が頭をよぎった

ほんとの理由なんてわからないけれど、ただ、40代、50代、そして60代と、しぼんでいく一方の自分の人生と、これからつきあっていくという現実を、直視することは、誰にとっても恐怖なんじゃないかな

でも、友達がいれば、仲間がいれば、その恐怖感は薄まるのだろう

自分が年をとれば、あんたも年をとる
あんたが年をとれば、自分も年をとる

そうして、みんなと自分を肯定し合って生きていくことは素敵だ
だから、みんなそうしている
仲間を探し、仲間とわかり合うことを望み、仲間を維持することにつとめる

でも、私には無理なんです

わかりあうとか、関係の維持とか、マジ寒気がするんです

やっぱり、私は人間が嫌いです

猫と夫以外の誰かと、長くつきあっていくことができないんです