社会への適応

人から嫌われることに慣れる 01

やつらは、ふいに侵入してくる

日常の平穏

物事がただ流れていく中

突然の攻撃の受ける

やつらは、私を怒鳴る、ひどいことを言う、バカにした態度をとる

やつらの中では、私に対する攻撃がすでに正当化されており、まるで絶対の正義の剣をふりかざしているかのよう

反射的に、私は小さく、弱くなる

自分が悪いような気になっている

やつらの攻撃に圧倒されている子供になる

で、嵐が通り過ぎた後は、傷ついている

泣く

悲しくて、悔しくて

しかも、引きずる

やつらの侵入によって、私の中のどこかが黒く塗りつぶされた感じになっている

なぜ黒なのか、なぜ黒なのか、なぜ黒なのか

と、私は、的外れなどうどうめぐりを繰り返す

で、やつらと次に会った時に、黒が帳消しされることを期待している

やつらが私を攻撃したのは一時的な現象であり、本当はやつらは私が好きなのだという証拠を探そうとする

私を全否定した人間から、私は好かれようと努力する

で、うまくいかない

やっぱり、私は嫌われていることを思い知らされる

私のことが最初から嫌いなのだ
どんなに良いことを言っても、私が言えば、やつらは逆に腹が立つ
私がミスをすれば、やつらは、ほらみたことかと新たな攻撃にかかる

何をしたって、無駄
手のうちようがない

そして、傷つく私

なぜ黒なのか、なぜ黒なのか、なぜ黒なのか

的外れなどうどうめぐりを繰り返す

でも、

いいかげん、達観したい

つまり、

私のことが意味もなく無性に好きだと思う人々が存在するのだから、逆に、私のことが最初から、もう見た瞬間から、雰囲気、服のセンス、声色、すべてが嫌と感じる人々もいる

それはたぶん、どうしようもないことなのに、いちいち傷ついたり、あるいは、それが元で新しく人と出会うのが怖くなるなんてバカげている

慣れる

それが正しい